糖尿病によって起こる合併症について 妊娠編

こんにちは、萬育堂薬房の志倉です。

 

前回は、『妊娠性糖尿病』についてお話をいたしました。

あまり知られていない!? 妊娠性糖尿病について

妊娠に関する糖代謝の異常については、妊娠以前から糖尿病の疑いがある『糖尿病合併妊娠』と妊娠後に血糖値が上昇する『妊娠性糖尿病』があります。

今回は、この2つによって引き起こされる合併症についてご説明をいたします。

 

 

妊娠した際に糖尿病で起こる合併症について

糖尿病は、血中の糖が血管内皮のタンパク質と結合することで糖化反応を起こし、体中の微小血管が徐々に破壊されていくことで様々な合併症を引き起こします。

糖尿病を罹患している女性が妊娠した場合、胎児に流れていく血液も高血糖であるために、母子ともにダメージが蓄積していき合併症を引き起こす危険性があります。

 

<母親の合併症>

・非妊娠時と同じく糖尿病で引き起こされる合併症(神経障害、網膜症、心筋梗塞、糖尿病性腎症、低血糖など・・・)

妊娠性高血圧症候群

・早期出産

・羊水過多症

・分娩時の出血過多

妊娠性高血圧症候群は、妊娠20週目~分娩後12週目までに発症した場合のみを指し、妊娠20~32週目未満で発症したものを『早発型』、妊娠32週目以降に発症したものを『遅発型』と分類されます。発症率は全妊婦の約3~7%といわれています。糖尿病合併妊娠のみで確認すると約10~27%に危険性が引き上がります。高血圧は様々な危険性を含んでおり、出産時のイキミで脳出血を起こす場合もあります。

 

<胎児の合併症>

・先天性形態奇形

・巨大児(産道裂傷、帝王切開)

・肩甲難産

妊娠初期(4~9週目)は胎児の臓器が作られる時期といわれているので、母親のHbA1cが8.4以上(正常値5.8以下)になると、約20~30%の胎児が先天性形態奇形を発症する可能性があります

胎児に流れていく血液が高血糖であると、インスリンが過剰に分泌され身体に糖を多く取り込むことで、必要以上に大きく成長してしまい出産時のトラブルを招いてしまう原因となります。特に糖尿病は出血しやすい状態となっているので、母親が出産時に出血過多で死亡してしまう場合もあります。巨大児は4000g以上で診断されます。

また巨大児の場合、出産時に母親の骨盤に胎児の肩が引っかかってしまう肩甲難産の危険性もあります。この場合、腕部の骨折や神経障害がみられることもあります。

 

 

妊娠前に調べておきたい項目について

妊娠性糖尿病は、胎児の臓器が作られる非常に重要な妊娠初期の血糖値は正常である為、形態奇形の発症は糖尿病合併妊娠に比べて低いと考えられます。

しかしながら、油断は禁物です。下記の項目をチェックして、少しでも不安要素を取り除きましょう。

 

・自身が糖尿病であるかを検査、またはすでに合併症に罹患していないか?

・甲状腺機能の検査の有無

・月経不順があるか?

・経口投与の血糖降下薬を使用しているか?

 

インスリンは排卵に対しても影響を及ぼすホルモンであるといわれています。インスリンの働きが阻害されている糖尿病であると、排卵の阻害も考えられます。

経口投与の血糖降下薬は胎盤を通じて胎児に流入してしまいます。インスリン注射の場合、母親の患部局所に打つので胎児流入の危険性がが軽減されると考えられます。

 

子供は両親を選ぶことが出来ません。

皆さまが病気に対して考えることで赤ちゃんを守ることが出来ます!!

何かご不明な点やご相談内容がございましたら、是非 当店スタッフまでご連絡ください。

 

 

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萬育堂薬房

鍼灸師

志倉 敬章

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