おススメ薬膳のご紹介!!

こんにちは、萬育堂薬房の志倉です。

 

12月に入ってめっきり寒くなってきました・・・

皆様の体調はいかがでしょうか?

 

本日は、身体にやさしい おススメの『薬膳』についてご紹介をいたします。

そもそも薬膳とは歴史が深く、中国で発展をした中医学の礎である「黄帝内経(こうていだいけい)」という書物に記載されていました。

薬膳の基本的思想は “ 五穀為養、五果為助、五畜為益、五菜為充、気味合而服之、以補益精気 ” と記載されています。

前から順番に「穀物、果物、肉類、野菜」をバランス良く摂取することで精気(エネルギー)を補う という意味です。

中医学は日本へと伝わり、新たな解釈を経て東洋医学へと生まれ変わり『医食同源』という言葉が誕生しました。

東洋医学の中に「未病を制する」という考え方があります。「未病」とは病になる前段階を指し、その段階を制することで重篤な疾病の予防をすることを意味しています。

「未病を制する」ことは、食生活のコントロールと同意義である ということから『医食同源』は誕生しました。

※豆知識ですが『医食同源』という言葉は、日本の造語であり初出は1972年にテレビで薬膳を紹介された時に、言葉の前身となった『薬食同源』にある “ 薬 ” が視聴者に対して現代の化学薬品を連想させてしまう恐れがあり誕生した言葉になります。  “ 薬 ” から “ 医 ” へと変化を遂げましたが、基本的な思想は同じく薬膳は未病を制するという意味になります。

 

 

◎東洋医学からみた食材と身体の関係

東洋医学には、万物全てのものが5つに分類できる五行という考え方があります。

例えば人の身体を支える臓器は『 肝、心、脾、肺、腎 』の5つが代表的であると言えるでしょう。

前述にあった薬膳の基本的思想に登場する五~とはそういった意味になります。

それを踏まえて確認をすると

 五穀: 麦、黍(きび)、粟(あわ もしくは 稗)、米(稲)、豆

 五果: 李(すもも)、杏(あんず)、棗(なつめ)、桃、栗

 五畜: 鶏(もしくは犬)、羊、牛、馬、豚

 五菜: 韮(にら)、薤(らっきょう)、葵(あおい)、葱(ねぎ)、藿(もやし)   となります。

並びの順番にも意味があり、五~が異なっても それぞれの順番同士は関係性があると考えられています。

例えば、1番に属する「 麦、李、鶏、韮 」は 『肝』を養ってくれると考えられます。

ここで挙げられている臓器の名前は、臓器そのものを指しているのではなく臓器の作用背景をみています。

各臓器の作用を確認しながら、おススメの薬膳を紹介していきます。

 

 

◎五臓に対するおススメの薬膳

各分類ごとに紹介をしていきます。貴方が気になる症状があれば、その下に書いてある食材を食べてみましょう。

(肝)

肝臓は食べ物から摂取した糖・たんぱく質・脂肪を体内で使えるように変換や貯蔵をしていることから、エネルギーの貯蔵庫となっており身体各部の活動状況に応じて血流量(エネルギーを送り出す量)を調整しています。

肝が失調するとみられる症状:イライラ、ストレス、目の疲れ、筋肉の引きつり など

おススメの薬膳:ハト麦、ニラ、鶏肉、干龍眼(ほしりゅうがん)、クコの実、菊花、金針菜(きんしんさい)、玫瑰花(バラの花)

(心)

心臓は血液を全身に送り出すポンプの役割があります。また、人の精神や魂を指す部分としても用いられており精神活動と心臓働きは相関していると考えられます。

心が失調するとみられる症状:感情の起伏が激しい、顔色が悪い、呂律が回らない、汗の調節が上手くいかない(多汗、無汗)

おススメの薬膳:ハスの実、甘蔗糖(かんしょとう)、マトン肉 

(脾)

脾臓は免疫機能産生と血液の産生・破壊をしています。わずかながら血液の貯蔵も行っています。

脾が失調するとみられる症状:肌荒れ、唇のひび割れ、食欲不振、下痢、便秘

おススメの薬膳:黒棗、ゆり根、山査子(さんざし)、木耳(きくらげ)、腰果(カシューナッツ)、陳皮(ちんぴ)

(肺)

肺臓は身体活動に必須な酸素代謝を行っています。酸素と血液が結合しなければ身体を動かすことが出来なくなります。

肺が失調するとみられる症状:鼻の調子が悪い、喘息、体温調節の失調

おススメの薬膳: 花椒(ホワジャオ)、唐辛子、烏梅(うばい)、緑豆、黒米

(腎)

腎臓は血液から老廃物をろ過して尿へと変換する役割を持ちます。また性ホルモンやストレス耐性ホルモンの産生場所にもなるので、非常に重要な臓器です。

腎が失調するとみられる症状:性トラブル(不妊など)、冷え症、腰痛、老化

おススメの薬膳: 高麗人参、乾姜(かんきょう)、八角、桂皮(シナモン)、山薬(やまいも)

 

 

 

薬膳料理を難しく考える必要はありません。日々の食生活の中で一品取り入れるだけでも違ってきます。

今日のおかずの中にいかがでしょうか?

 

※遠方のお客様による、電話やメールの相談も大歓迎です!!

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萬育堂薬房
鍼灸師  志倉 敬章
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