今話題の子宮内フローラ(子宮内細菌叢)について

皆さんこんにちは!萬育堂薬房です。

 

残暑お見舞い申し上げます。

本日はお盆ですが当店は通常通り営業しております(^^)/

 

先日11日(土)の休みに海遊館に久しぶりに行ってきました。

クラゲの展示エリアがリニューアルオープンしていて綺麗になっていました♪

まるで宇宙にいているような気分になります。

もしお盆休みにお時間がありましたら遊びに行ってみてください!

 

さて、今回は今話題の子宮内フローラ(子宮内細菌叢)についてお伝えします。

 

子宮内細菌叢・子宮内フローラとは?

健康な女性の生殖器には、ラクトバチルス属と呼ばれる善玉菌が多く生息しています。

この菌群が免疫力低下や疲労など様々な理由で減少すると、カンジダ腟炎細菌性腟炎等を発症させると考えられています。

人間の体重の1-3%は細菌と言われており、たくさんの細菌と共存して、健康を保っています。

最近は、腸内フローラ、皮膚フローラについてTV番組でよく取り上げられています。

ちなみに「腸内フローラ」が乱れると、便秘や下痢だけでなく生活習慣病や老化などにも関係すると言われ、「肌フローラ」が乱れると、肌荒れや吹き出物などを引き起こすと言われています。

 

・検査方法について

子宮内のフローラ(細菌叢)のバランスについて現代では、『次世代シーケンサー(NGS)』という最先端の遺伝子解析技術を利用することで網羅的に解析することが可能です。

 

・子宮内膜の細菌環境が不妊治療に及ぼす影響について

子宮内膜にいる細菌が、生殖に大きな影響を与えているかも知れないという論文も発表されています。

以下論文紹介

「子宮内膜の細菌環境が不妊治療に及ぼす影響について」

m J Obstet Gynecol. 2016 Dec;215(6):684-703. doi: 10.1016/j.ajog.2016.09.075. Epub 2016 Oct 4.
Evidence that the endometrial microbiota has an effect on implantation success or failure.
Moreno I, Codoñer FM, Vilella F, Valbuena D, Martinez-Blanch JF, Jimenez-Almazán J, Alonso R, Alamá P, Remohí J, Pellicer A, Ramon D, Simon C1.

 

 

女性の生殖器における細菌の役割で、よく知られているのが膣の自浄作用です。

子宮内に存在している常在菌で善玉菌な仲間であるラクトバチルスが女性ホルモンの働きで作られるグリコーゲン(多糖類)を発酵させて乳酸を作り、これにより膣内を酸性に保ちます。

この作用により大腸菌などの病原菌の繁殖を防ぎ、膣内を清潔に保っています。
膣の細菌環境の乱れは、流早産などの産科合併症と関係があるとされています。ですが、現時点では子宮内膜の細菌についてはあまりよくわかっていません。

この論文では、従来の細菌培養とは異なり、次世代シークエンサーという遺伝子を調べる機械で、子宮内膜から採取した組織にいる細菌のDNAを調べ、子宮内膜にどのような細菌環境があるかを調べました。

 

論文で調べているのは以下の3点です。

①子宮内膜と膣の細菌環境の違い
②子宮内膜の細菌環境が性ホルモンの制御を受けているか
③子宮内膜の細菌環境が及ぼす生殖医療 体外受精への影響

論文の研究方法と結果です。

 

 

①子宮内膜と膣の細菌環境の違い

13人の妊娠歴のある女性から黄体ホルモン投与後2日目着床期前と7日目着床期後の細菌を調べた結果、膣と子宮内膜の細菌環境はラクトバチリス優位であることは共通ですが、その割合や他の細菌の種類などは差異があり、異なる細菌環境でした。
LD群 ⇒ラクトバチリス優位な子宮内膜(ラクトバチリスが90パーセント以上、lactobacillus dominant microbitoa)

非LD群⇒ ラクトバチリスが優位ではない子宮内膜(90パーセント未満である)

に分類しました。

 

 

②子宮内膜の細菌環境が性ホルモンの制御を受けているか

22人の妊娠歴のある女性から44のサンプルをとり調べました。黄体ホルモン投与後2日目着床期前と7日目着床期後の細菌を調べました。

結果、両者に有意差はなく、子宮内膜の細菌環境は性ホルモンによる制御は受けていないという結果でした。

 

③子宮内膜の細菌環境が及ぼす生殖医療 体外受精への影響

非LD群では体外受精における着床率、妊娠率、妊娠継続率、生児獲得率が有意に低くなりました。

LD群 vs 非LD群

・着床率 60.7vs23.1%
・妊娠率 70.6vs33.3%
・妊娠継続率 58.8%vs13.3%
・生児獲得率 58.8%vs6.7%

論文では、子宮内膜にも膣と同様の自浄作用あるのではと、子宮内膜の酸性度を測定しましたが、LD群と非LD群では差がなく、非LDの細菌が起こす炎症が病因ではないかと筆者らは推測しています。最後に、今回の研究は、子宮内膜の細菌環境が不妊原因の一つであることを示唆しています

 

以上が論文内容です。

 

・子宮内細菌叢・子宮内フローラを整えるには?

現時点では子宮内に存在している菌について論文でも記されている通り、あまり分かっていません。

確実な方法はありませんが、まずは「女性ホルモンを整える」ことを始めましょう。

次に「菌活(きんかつ)」です。

良質な細菌を積極的に取り入れ、健康維持に役立てようという考え方です。

菌活の具体的な方法としては、発酵食品を積極的に摂る、乳酸菌の発育に必要な十分な栄養をしっかりとる、乳酸菌サプリなどによって腸内の乳酸菌を増やすなどの方法が考えられます。

 

★おすすめな発酵食品★

・納豆

・鰹節

・ぬか漬け

・甘酒 など・・・

 

他にも食べ物以外で改善できることがあるかもしれません。

一度子宝カウンセラーにご相談ください(*^^*)

今まで子宮内に細菌は存在していないと言われていましたが、存在していたということと、

それが妊娠に影響を及ぼしていることが分かったのは、不妊治療技術の向上に繋がる大きな進歩ですね!

これからも研究が進むことを願っています。

 

・2018年お盆期間営業日スケジュール

 

お盆期間も営業しておりますので普段ご来店が難しい場合や、

旦那様とご一緒にカウンセリングをご希望の際はぜひこの機会にご来店ください。

ご予約お待ちしております♪

 

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