生理周期が短い方、長い方の原因は何か考える

この記事は2017年5月10日に再編集致しました。


 

皆さんこんにちは!鍼灸師、子宝カウンセラーの橋本です。

 

さて今回は排卵生理周期について考えていきたいと思います。

 

生理が長かったり短かったりする方がおられますが、どうしてこのようなことが起きるのかをまとめていきます。

 

◆生理周期の流れ

まず、生理周期の流れについて説明していきたいと思います。

 

基礎体温表グラフ

上の図は代表的な基礎体温表です。

 

28日もしくは29日周期で生理期間は大体5日間から7日間、低温期が14日間、高温期は10~14日、排卵は14日の体温がぐっと下がったあたりになります。

多くの方がこの通りに来ているかもしれませんが、生理周期が長くなったり短くなったりする場合があります。

 

この生理周期の変化にはいくつか原因があります。

生理周期が長くなる原因

・妊娠している(高温期が17日以上続く)

・低温期の期間が長くなる

 

生理周期が短くなる原因

・黄体機能不全(高温期が10日未満)

http://www.banikudo.com/blog/?p=800 に詳しく書いています。

・低温期が短くなっている

 

これについて解説していきます。

 

◆高温期17日以上続くと妊娠

生理周期が長くなる原因としてまず、「妊娠」があげられます。

基本的に高温期が17日以上の方は妊娠していると考えます。

 

これは受精卵が着床すると、着床した受精卵が出す特有のhCGという伝達物質を出すようになります。

それが出始めると、黄体が妊娠黄体となり、妊娠継続ができるようになります。

 

hCGが出ている間は妊娠黄体として維持されますので、この値が大切になります!

 

◆生理周期が長くなる原因

 

生理が長いかどうかという目安として、正常な生理周期は25日から38日、希発月経と言われるのが39日から3か月未満、続発無月経としては3か月以上停止している状態を言います。

周期の変動が6日以内とういうのが正常で、7日以上ある方が不整周期と言います。

 

ですので生理周期が長くなるというと、39日以上の方で変動が7日以上ある方が問題となってきます。

 

長くても毎月同じくらいのタイミングで来られる方はそのような卵巣周期になっていることもありますので、大きな問題ではありません。

 

 

生理周期が長くなる原因はいくつか考えれます。

・ストレス

・多嚢胞性卵巣(PCOS)

・体重の増減

・内科の全身疾患(糖尿病など)

 

この中でPCOSについて説明していきたいと思います。

 

◆多嚢胞性卵巣(PCOS)とはどうして起こるのか。

 

PCOSの原因とははっきりとは分かっていませんが、仮説として考えられているものがあります。

それが男性ホルモン(アンドロゲン)の兼ね合いです。

 

顆粒膜細胞の働き

 

卵胞期(低温期の時)には莢膜細胞(きょうまくさいぼう)でアンドロゲンが作られます。

このアンドロゲンが男性ホルモンのことですが、これを原料に女性ホルモンが作られます。

 

ですがここで内科的な問題や、ストレスなどによるホルモンバランスの乱れ肥満血糖値の上昇などにより男性ホルモンの産生が増えます

 

特に肥満、血糖値の上昇について説明していきたいと思います。

 

 

◆肥満が男性ホルモンを増やす理由

 

肥満の一番の問題は、脂肪が増えるということです。

脂肪でも女性ホルモンが作られています。

この女性ホルモンは卵巣などには働かない、全身をめぐる、ホルモンとなります。

 

しかし脳は十分にエストロゲンがあると認識してしまい、卵巣にエストロゲンを作ってという命令、つまりFSHを作ることを抑えてしまいます。

脂肪から出るエストロゲンが上がるごとに、LHの値も上がっていくようになってきます。

 

LHは卵胞でも男性ホルモンを出す働きがありますので、卵胞の育ちが悪くなり、ひどくなると排卵することができず、PCOSの症状が出るようになります。

 

まとめると・・・

 

肥満が進むと脂肪から出るエストロゲンの量が増える

脳がエストロゲンが十分にあると認識してFSHを下げLHを上げる

FSHが下がるため卵巣での卵子の発育が悪くなり、LHが増えることで男性ホルモンが増えてきてしまう

未熟なまま卵子が排卵されたり、男性ホルモンの増加で卵巣や卵胞の膜が厚くなり排卵障害がでる

 

明らかに肥満でなくても体脂肪率が高い方は要注意です。

 

 

◆血糖値が上がると男性ホルモンが増えるわけ

 

血糖値が上がりやすい方の中でも特に、インスリン抵抗性が高い2型糖尿病と言われる方は問題です。

 

インスリン抵抗性とは簡単に言うと、インスリンが効きにくくなる病態です。

インスリンは血液中の糖を細胞内に取り込むという時に働くホルモンなのですが、このホルモンが働きにくくなるために血糖値が上がるのです。

 

これはインスリンが悪くなったのではなく、インスリンを受け取る細胞側がおかしくなっているために起こります。

 

肥満や運動不足、過食によりインスリン抵抗性が出た方は、血糖値が上がった時に普通の量のインスリンでは反応しないのでインスリンが大量に分泌されます。

 

インスリンが高くなると、これが卵子の莢膜細胞に刺激を与え、男性ホルモンを作るのを促進してしまいます。

 

流れとしてはこうです。

食べ過ぎ、肥満、運動不足

インスリン抵抗性が上昇

血中のインスリン濃度が高くなる

莢膜細胞のアンドロゲン(男性ホルモン)の分泌が高くなる

卵巣や卵胞の膜が厚くなり、排卵障害や卵胞の発育不全が起こる

 

このように卵子の発育が遅くなったり、排卵ができなくなり、ひどくなると誘発剤を使わないと排卵しないというような状態になります。

 

これにより生理周期が長くなります。

 

◆生理周期が短くなる理由

 

生理周期が短くなる理由は、黄体機能不全と排卵が早くなってしまうということがあります。

黄体機能不全はお話ししたので、今回は排卵が早くなる理由について考えていきたいと思います。

 

生理周期が短くなる理由は、

・ホルモンのバランスが悪くなる

・無排卵周期症

 

この鑑別は基礎体温表をつけてみないと分かりません。

無排卵の場合、基礎体温表は2層に分かれず、1層のままになっています。

 

この時出血が出るものは、生理ではなく破綻出血といい、内膜が重さに耐えきれず落ちてくるような感じです。

高温期になった時に内膜を維持するプロゲステロンが出ますが、これが出ないため起こります。

 

 

◆ホルモンバランスの変化から排卵が早くなる

 

ほかにホルモンバランスが変わることにより、低温期が短くなることがあります。

これは卵子の成長がとても速くなるということが原因になってきます。

 

詳しい原因は分かっていませんが、ホルモンバランスが崩れ卵胞の成長をぐっと上げたということが考えられます。

 

排卵はある一定の量のエストロゲンが出ることで、それが刺激となり、LHサージが起こります。

 

診察時タイミングを教えてもらう時も卵胞の大きさをエコーで調べてもらっていると思います。

これは卵胞の大きさが大きくなるのは顆粒膜細胞が大きくなるからですが、ここがエストロゲンを作り出すところです。

なので、卵胞が大きくなるということはエストロゲンがしっかりと出ているということが考えられますので、卵胞の大きさから排卵となる時期を予測していきます。

 

排卵が早くなるときは、普段以上に卵胞が大きくなるのが早く育っていることが分かります。

 

 

◆ホルモンバランスと整え、血糖値を下げるタンポポ

 

タンポポを研究されている、当店の顧問でもある卲輝先生にお話を伺うと、タンポポは脳のホルモンを出すようにと命令をする間脳視床下部というところからホルモンバランスを整えることが分かっているとのことです。

ホルモンバランスを整えることにより生理周期がきれいになっていきます。

 

また、血糖値を下げる効果があり、糖尿病の方にも使っています。

先にも紹介したとおり、血糖値が上がりやすく、インスリン抵抗性があると男性ホルモンが出やすく、卵子の成長を妨げてしまいます。

 

タンポポはインスリンの分泌を助けるのではなく、細胞が血糖を取り込む働きをサポートすることが分かっていて、インスリン抵抗性がある方でも血糖値が下がっていくということです。

 

子宝も生活習慣病とかかわりがある内容もあるので、日頃の生活習慣をしっかりと整えていくこと、健康な体作りも大切になります。

 

子宝でわからないことがあればいつでもご相談ください。

 

 

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橋本 実沙樹

 

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